２０１１年５月３日１９時
今から移動開始。明日午前中関空よりアムステルダム経由でマドリッドへ・・・
３度目の今回は、セビージャに２週間の予定で滞在し、のんびりとセビージャの空気に包まれフラメンコを観たりギターを練習したり・・・・
＜１日目＞
関空からオランダアムステルダム経由してマドリッドまで約１７時間。
昨夜２１時過ぎにホテルに到着し、荷物を置きすぐに近くのバルに行き現地の友人（日本人）と私たち夫婦の３人で再会を祝して軽く一杯交わした。スペインでも東北大震災や福島原発のことは連日テレビで詳細に報道されていたようだが、今は中東情勢やビーンラディン関連がメインのようだ。
今、朝５時からのニュースをテレビでみているが、３０分間に震災関連の報道はなかった。（言葉はわからないので映像を見る限りでは・・・）
今日は１２時マドリッド発のＡＶＥ（新幹線）でセビージャへ移動予定。
５月５日（木） ０５：３５
関西空港
アムステルダム中継地
＜２日目＞
時差ぼけのせいか５時頃目が覚めたので、昨日分の日記を書き、その後テレビをみながら時間を過ごした。
ホテルがマドリッドアトーチャ駅極近だったので、下見も兼ね朝食がてら駅にいった。それからレティーロ公園も近いので天気が良いこともあり公園内をぶらぶら散歩することにした。
広い公園を結局２時間以上散歩をした。とても気持ちのよい朝になった。
１２時発のセビージャ行きＡＶＥ（新幹線）に乗り込みビュッフェでボカディージョとセルベッサを昼食として採り途中コルドバ駅を通過し２時間３０分でセビージャに到着。
セビージャサンタフスタ駅を降りたところに、今回のステイ先のご主人が出迎えてくれており、自宅まで車で送っていただいた。
セビージャでののんびり？滞在の始まりだ・・・。
５月５日 ２１：００ まだまだ日差しがあり暑い・・・
アトーチャ駅 レティーロ公園 レティーロ公園の大きな松ぼっくり
セビージャ行きＡＶＥ ＡＶＥ内ビュッフェでの昼食 途中のコルドバ駅
セビージャサンタフスタ駅 ステイ先のワンくんと散歩中 ステイ先で借りたギター（これで練習します）
＜３日目＞
スペインのこの期間はサマータイムのため時計が１時間早めてある。そのため夜は２１時をまわってもまだ明るいかわり、朝は７時ころにやっと空が明るくなるようである。
６日はステイ先で朝食をすませ、９時頃バスに乗り市内に出てあちこち散策した。散策している間に店が少しずつ開店していき、いろんなみやげ物店にはいってみたが、今日は見るだけ。フラメンコ関連の服や小物の店がたくさんあるので、店先は色んな色で華やかだ。
ヒラルダの塔やサンタクルス街のあたりをグルグルまわり途中昼食をはさんで、１４時頃まで散策したあとバスに乗りステイ先まで戻った。今日はステイ先の家族と１６時頃からフェリアに行くことにしていたので、再び家族たちと会場直行するバスに乗り会場へ・・・
スペインを代表する祭りのひとつだけあって、スペイン人の底知れないパワーが感じられる。
実際この地に来なければ味わえないだろう。ステイ先の知り合いのカセタ（仮設テント）に入り食事をしたりセビジャーナスを踊ったり・・・・時間はいつしか０時を廻っていたが、まわりはどんどん人が増えていっているようだ。このまま朝までいそうできりもないので、帰ることとした。会場はこれからが本番のようなおびただしい人の数だ。
フェリアでは定番のマンサニージャ（シェリー酒）をしこたま飲んだため、帰ったとたんベッドにバタンキュー・・・・
・・・で・・この日記は現在時間５月７日９時に書いている次第・・・
今日の予定は・・・うーーーん 未定 天気も悪いしギターでも練習しようか・・・
セビージャ市内
フェリア会場 カセタ内 セビジャーナス中の私(^_^;)
＜４日目＞
朝は天気が悪く雨模様だったが、しだいに天気も回復し午前中にはもう太陽ものぞいていたので、
ステイ先のご主人に近くのローマ遺跡「Italica」につれていってもらうことになった。１１時頃出発し約３０分ほどのところに広大な面積の遺跡がある。
約２時間３０分かけてその遺跡をのんびり散策した。紀元前２００年頃に造られたらしいが、このあたりでは、あちこちこのようなものが残っているようで当時はどんな様子だったのか興味深いものがある。
ツアー旅行ではまず立ち寄らないであろう場所に行けるのは、幸運。
その後、家に戻りセルベッサ（ビール）とともに昼食をとり、ギターを練習しようかと思いきや昼間のビールが効きそのままシエスタタイム・・・・・目が覚めたら２０時・・・（＠＠）
結局ギターも練習できず・・・
明日は、フェリアの最終日。夜中の０時にフィナーレの打ち上げ花火が上がるらしい。それを見ようかなと思ったり・・・
５月７日２３：４０
ステイ先のお宅 滞在している部屋
ローマ遺跡 「イタリカ」
＜５日目＞
今は５月９日朝７時
昨夜１時ころ帰宅してそのままバタンキュー。
昨日８日は昼まで家でまったり過ごし、１３時頃からバスに乗りセビージャ市内に向かった。
バス停でフェリアに行く人たちと記念写真を一枚。スペインの人は底抜けに明るい。出逢ったその時から親友のように接してくれる。
バスを降り、ぶらぶら散策しながらフェリア会場をめざした。グアダルキビル川の河畔を歩き途中の闘牛場では闘牛が開催されているらしくテレビ中継車が来て、会場内では大歓声が起きていた。
スペイン広場を横切りフェリア会場へ・・・気温は高く暑いが湿気がないのでわりと楽だ。
会場内にある遊園地に行く。すべての遊具は折りたたみ式の移動式である。このフェリアが終わるとたたんで次の地にトレーラで引っ張っていくのだろう。乗り物は半端ではないスピードで回転したり振り回ったりしている。観覧車など日本の５倍くらいのスピードでまわっているようだ。一回の乗車で１２回転くらい乗っている。
日も暮れ、チューロスとチョコラテを食べながら待っているとフェリア最後を告げる夜１２時の花火の打ち上げが始まった。
日本で１時間くらいかけて打ち上げる花火をわずか２０分弱ですべて打ち上げているほどのおびただしさ・・・「うーーんスペインチック？！」
その後、大勢の人を掻き分けるようにしてタクシーを拾い帰宅。
今日の外出予定は無し。今日こそギターの練習をしようかと・・・ワンちゃんの散歩も。
フェリア会場行きのバス停で グアダルキビル川 闘牛場
スペイン広場 気温 フェリア会場内観覧車
チューロス 真夜中の花火
＜６日目＞
今日の一日は・・・・・何にも無し・・・・
朝起きて、昼までギターを手に取ったりしながらまったりと過ごし、２時過ぎに昼食を食べシエスタタイム（昼寝）。
夕方起きて明日の予定をどうしようかと考え・・・わんちゃんの散歩をして夕ご飯を食べてこの時間。
あとは寝るだけ・・・
こんな生活もいいかも・・
かみさんが、明日は街に出てフラメンコ教室を見学したいと言っている。さてさて・・
５月９日２２時
＜７日目＞
今朝かみさんと相談の結果、１２日より１泊でカディスとヘレスに行くことにした。
私の親友の大学ギタークラブ時代の先輩のＹ氏がセビージャに在住していることを聞き、お会いして話がしたいと思っていたところ、幸運にも御自宅に明日お招きを受けたこともあり、今日はカディス行きのバスターミナルの場所や出発時刻、またＹ氏の住まわれているトリアーナ地区の下見も兼ね、街に出かけることとした。
かみさんはショッピングをしたいとのことだったので、今日は街でそれぞれ単独行動とした。
街を一人で、バスターミナルやトリアーナ地区をぶらぶらした。
グアダルキビル川にかかる橋の欄干におびただしい数の鍵（錠前）がかけてある。おそらくカップルがいつまでも離れないようにと鍵にお互いの名前やメッセージを書き込んでかけたのだろう。
さしずめ、絵馬のようなものか？？
明日は、Ｙ氏のご自宅に伺うことと、夜はフラメンコでも観るか・・・
５月１０日２０時
ステイ先に近所の広場にもオレンジが カディス行きバスターミナル トリアーナ地区にあるフラメンコ教室
トリアーナ地区にある陶器タイル屋さん グアダルキビル川に架かる橋の欄干
＜８日目＞
今日も濃い一日だった。
朝からトリアーナ地区のフラメンコ教室「Manuel
Betanzos」に見学行った。
かみさんの希望なので、自分は横でなにげに観ていたが、生徒さんの真剣そのものの練習はおもわず「がんばれよ！」といいたくなるほどである。その後歩いているとメルカド（市場）があったので中に入りトリアーナ地区の食をささえている場所をぐるっとみた。さしずめ荒神市場のようか？？（判る人にしか判りませんが・・・）
その後カテドラルに行きヒラルダの塔に登り、午後になったところで先日約束した自分の親友の先輩であるセビージャ在住Ｙ氏のお宅にお邪魔した。奥様のとても美味しいスペインの家庭料理の数々に堪能しながら色々な話をさせていただいた。このひと時が人とのつながりはすばらしい・・至福とはこういうことでもあると思ったりもする。
長々とお邪魔し、失礼した後にフラメンコショーの予約をしに会場へいきその後、陶器・タイル屋さんで買い物。時間になったのでフラメンコショーを鑑賞に「AVAREZ
QUINTERO」へ。ガイドブックには掲載されていないような小さな会場だが、内容は「こんなのが観たかった」といった満足できる内容だった。終了後ＢＡＲで軽い夕食をとり、タクシーで帰宅。この日記を書いている。
明日（今日？）はカディスに移動
５月１２日０１時
フラメンコ教室 練習中の風景 トリアーナメルカド
ヒラルダの塔から Ｙ氏宅で Ｙ氏ご夫婦と一緒に
街でみかけたギターショップと店内 フラメンコショー
＜９日目＞
朝11時セビージャ発のカディス行きバスに乗り１２時４５分頃カディスに到着。
インフォメーションに行き市内地図や、ちょっとした情報を仕入れ市街地を散策のあと昼食をとり
ホテルにチェックイン。１８時頃までシエスタの後、市内観光に出かけた。私の一番の目的はカテドラル地下に埋葬されている「マニエル・デ・ファリャ」に遭いに行くことだったので、真っ先にカテドラルに向かった。その後海岸線をゆっくりとぐるり散策し、サンセバスチャン城やサンタクリスティーナ城を見た後、美味しいと評判のレストランに行き昨日お会いしたＹ氏に教えていただいた料理を注文して食べた。「ムイ・ビエン・ブエノ！！」
食事を終えて店を出ると２１時過ぎ。綺麗な夕焼けが見えたが、あいにく雲が厚く晴れていればもっとすばらしい夕焼けをみることができたでだろう。
ホテルに帰り現在２２時４５分。今日はすこしゆっくり休めそう。明日はカディスよりエルプエルト・サンタマリアまで船で行きそこからヘレスに入る予定。ヘレスはフェリアの最中である。
カディス行きバス カテドラル ファリャの墓
サンセバスチャン城 サンタクリスティーナ城からみる大西洋 大西洋に沈む夕日
＜１０日目＞
朝８時５５分のカディス港発エル・プエルト・デ・サンタマリア行きの船に飛び乗りエル・プエルトに向かった。乗船時間は約４０分で、今日は風が強く波も結構あったようだがさほど長くは感じなかった。
エル・プエルトについてＢＡＲで朝食をとりしばらく周辺を散策した。この街にもアルカサル（城）があり、また大きな闘牛場もある。ひと回りした後鉄道でヘレスへ移動。
ヘレスではシェリー酒で有名なＴＩＯ ＰＥＰＥの酒造所（ボデガ）を見学した後、フェリア・デ・カバージョの会場へ向かった。先週のセビージャのフェリアも華やかだが、ここのフェリアもまけていない。
しかもヘレスはフラメンコのメッカと言われている通り、カセタ（仮設テント）で繰り広げられている内容は生ギターに生カンテ、生バイレと入れ替わり立ち代りおばさんやおじさん、娘さんやお兄さんがフラメンコを繰り広げている。セビージャのフェリアではセビジャーナスが多かったがこちらではブレリアなどもみんなで踊りあっていた。
いろんなカセタをめぐってはビールやつまみを食べ、電車の時間となったのでヘレス駅に行きセビージャまで戻った。
明日は最後のセビージャ滞在日となるので、土産などを買いに街にでるか・・・
５月１３日２３時４０分
カディス湾からの街風景 エルプエルトデサンタマリア港 エルプエルトサンマルコス城
エルプエルト闘牛場 ヘレス・デ・フロンテーラ駅 街で出会ったフェリアへ行く人たちと一緒に
フェリア会場カセタ内 ボデガ（ティオペペ）
＜１１日目＞
セビージャ最後の滞在日。明日朝一番でＡＶＥに乗りマドリッドに移動する。
昼前に、ステイ先のご夫婦に近くのスーパーや店に買い物につれていっていただいた。
スーパーの酒売り場にや○やが輸入販売しているサングリアがそのまま陳列してあった。値段はもちろん相当安いが・・
買い物をすませ、家に戻り昼を食べたのちシエスタタイム・・ＺＺＺ・・・１８時に起き、セビージャでは最後の買い物に街までバスででかけた。土曜日の午後とあって店はほとんどが閉まっていたが、必要なものはなんとか買うことができた。
家まで再びバスに乗って帰り、かばんに荷物をつめこんでみたが、これが来たときより相当増えているためパッキングに苦労する。機内持ち込みできそうなものは手提げバックにするなどなんとかなるか？・・・
５月１４日２２：００
スーパーで見かけた日本に輸出するはずのサングリア ヌエバ広場で見かけたムカデ競争の練習？
サルバドル教会前で セビージャで毎日のように乗ったバス
＜１２日目＞
朝８時４５分のマドリッド行きＡＶＥに乗るためステイ先のご主人にセビージャサンタフスタ駅まで送っていただいた。１１時過ぎにマドリッドへ到着し、いったんホテルに行き荷物を置きマドリッドの中心部であるソルに地下鉄で向かった。つい先ごろまで日本に来ていたが、諸事情でスペインに戻っているかみさんの友人に会うためと、残りの買い物をするためである。
１４時にソル広場のマドリッドのくま像の前で友人と落ち合いスペインでの最後の昼食を楽しんだ。
今日５月１５日は日曜日だが、もともと今日は「サン・イシドロ」の祝日だそうで、街中人があふれ正装した人たちが行きかっていた。
友人と再会約束し別れた後、買い物を終わらせその後マヨール広場にいると、サン・イシドロの行列に出逢った。今回の旅は行く先々でタイミングよく色々な行事に出くわすことができ、非常にラッキーだった。その後再び街中をぶらぶらしていたが、すぐそばの建物から煙が立ち昇っており、みんながそちらの方向をみていたが、そのうちパトカーか消防車のサイレンがけたたましく鳴り、爆発音のような音がしてみんな一斉に走って逃げ出した。ここで厄介な事に巻き込まれたくないので、その場からはなれ一駅向こうの地下鉄駅からホテルまで地下鉄で帰った。
いよいよ明日は朝１０時３０発の飛行機で日本へ帰る。
５月１５日２３時４５分
マドリッド行きＡＶＥ マドリッドで友人と昼食 マヨール広場
サンイシドロ行列
＜１３日目＞
今、５月１７日１９時過ぎ。自宅
朝マドリッドを出てバラハス空港よりストックホルム経由のＫＬＭ便で関空へ戻り新大阪から新幹線で昼過ぎに自宅についた。移動開始から自宅到着まで、２３時間の移動時間であった。バラハス空港で手荷物を預ける際、重量オーバーで空港にてカバンを買い足しせっかくきちんとパッキングしたバッグを空港で空け再度荷造りをしないとならなくなり、結構ばたばたとするはめになってしまった。なんせ重量オーバーのままだと１００ユーロ余分に支払う必要があったもので・・・
飛行機の中で寝てはいたが、疲れはあまり取れていない様で、家に帰りシエスタタイムとし、夕方起き出して荷物の整理をぼちぼちと始めた。
空港で急ぎ荷造りをやりなおしていたので、ビン類や陶器類の破損が大変きになっていたが、すべて無事に持ち帰ることができた。、
数日は時差ぼけと闘うことになるのか・・
しかし、気分を日常に戻しやらねければならないことは沢山ある。
また、再びスペインへ行くためにガンバロー！！
以上
マドリッドバラハス空港 機内からの眺め 関空
出発時荷物 帰国時荷物 荷物の数々・・
