【2009年 第12回広島ギタースクール】
9月5日〜6日
(ここはスクールトップページです)

2009年第12回広島ギタースクール 集合写真

ファイナルコンサート会場にて集合写真

_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/

「開校式」・レッスン風景
ファイナルコンサート〜引き続き「閉校式」
講師ミニコンサート及びレセプション
その他スナップ

_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/


  第12回”広島ギタースクールレポート

 2009年9月5日〜6日にかけて第12回広島ギタースクールが広島市湯来町の「コンフォレスト湯来」において開催されました。
 今年も広島に限らず、近県からは山口・岡山、遠方からは大阪・京都からと幅広い参加者がありました。例年の常連さんに加え、初参加や数年ぶりの参加が見られたのもこの行事の歴史を感じさせます。
 今回は講師陣に石原圭一郎氏、中野義久氏、川本秀史氏のレギュラーメンバーに加え、ゲスト講師として松尾俊介氏、松下隆二氏という豪華布陣で受講生24名、聴講生、スタッフを含め合計34名で盛会のうちに終了しました。
 内容は、自由聴講可の個人レッスンを中心に講師ミニコンサート、懇親会、受講生成果発表会等盛りだくさんでした。
 又、期間中兵庫県在住のギター製作家、黒田義正氏のギタークリニック、広島のギター専門店「エル・コンドル」による楽譜・CD・弦・ギター関連小物類の展示即売等でイベントを側面支援する催しも盛況でした。
 個人レッスンにおいては講師それぞれの特色あるアプローチで時には真剣に、時には爆笑の中で的確に問題点が解決し、見る見る音楽的な表現になっていく様を自由聴講の人々はライブで目撃できたのでした。
 初日夕方の講師ミニコンサートでは恒例の5人の講師全員参加のソロで正にプロの技の連続!!
あっという間の至福の時間・・・この恒例の講師コンサートを見聞できただけでもこのスクールに参加した甲斐があった、という声しきりでした。
 夜の懇親会も例によってあちらこちらでギターを弾きながらの歓談が延々と続き、「学生時代の合宿さながの不夜城」と化していったのでした・・・
 先生方、参加者による「にわかアンサンブル」も会を盛り上げていました。
 なお、今年は不思議にも酔いつぶれる方もなく「真面目な」懇親会でありました・・・
 翌日は受講生による「ファイナルコンサート」にて成果発表をし、それぞれが講師に指摘されたことを思い起しながら演奏しました。

 各賞は以下の通り。
中野賞:(T.Mさん 郷愁のショーロ/バリオス)
川本賞:(O.Kさん アンダンテ/カルリ)
石原賞:(K.Nさん ソナタ クラシカより1楽章/ソル)
松下賞:(R.Kさん リュート組曲3番よりプレリュード/バッハ)
松尾賞:(S.Sさん ノクターンOp9−2/ショパン/タレガ編)
会長賞:(K.Fさん パッサカリア/ヴァイス)
又、賞こそ逃したものの発表者全員のレベルはスクール12回の歴史を感じさせる
最高のものであったと言っても過言ではありません。

 最後に講師の先生方からの講評で「大変充実したスクールだった」「スクール参加の皆さんの熱い情熱に逆に刺激を受けた」等うれしい話をいただき、広島ギター協会会長である石原圭一郎氏から「来年からも更にパワーアップしてスクールを続け、広島のギター界を活性化させてゆきたい」との話で全日程を終了しました。
 近辺の参加者は10月に開催される協会主催ホームコンサートへ今回の受講曲を携え多く出演する予定です。それも楽しみです。
 また前夜祭である4日に東区民文化センターにおいて「松尾俊介ギターリサイタル」があり、古典から現代までの幅広いレパートリーをすばらしい歌心で演奏され聴衆を魅了しました。

(執筆=井上 進)

同文=「現代ギター誌」投稿(年内掲載予定)
inserted by FC2 system