１９７９年５月１１日（金） ＰＭ６：３０ 広島平和記念館ホール
主催；広島ギター協会 招聘；アリアミュージックサービス
【プログラム】
＝第1部＝
●3つのソナタ（K83、K208、K269）・・ドメニコ・スカルラッティ（1686−1757）
●スペインのフォリャの主題による変奏曲 ・・・・・マヌエル・ポンセ（1882-1948）
・ 主題−レント
・ ポコ・ヴィーヴォ
・ アレグレット・モッソ
・ レント
・ ウン・ポコ・アジタート
・ アンダンティーノ
・ アレグレット・エスプレシーヴォ
・ アンダンテ
・ モデラート
・ アンダンティーノ・アフェチュオーソ
・ プレステイシーモ
・ アンダンティーノ
・ アニマート
・ ソスティヌート
・ アレグロ ノン トロッポ
・ アレグロ・マ・ノン・トロッポ
・ アレグロ・スケルツァンド
・ ヴィヴォ・エ・マルカート
・ アンダンテ
・ フーガ
＝第2部＝
●ヘンデルのメヌエット・・・・・・・・・・・フランシスコ・タレルガ編（1852−1909）
●ハイドンのアンダンテ
●ハイドンのメヌエット
●華麗なる練習曲
●ムーア風舞由 ・・・・・・・・・・・・・・フランシスコ・タレルガ（1852−1909）
●５つのバガテーレス ・・・・・・ウィリアム・ウオルトン（1902− ）
・ アレグロ
・ レント
・ アラ・クバーナ
・ センプレ・エスプレシーヴォ
・ コン・スランシオ
使用楽器／ホセ・ルビオ 使用弦／オーガスチン（青）
略歴
1943年生れ13才よりギターを始め1969年に
ロンドンにてデビュー。そしてそのデビュー
公演の彼女を、デーリー・テレグラフ紙は
「昨夜のウィグモア・ホールのリサイタルを聴き、
感ずるには若手のアメリカのギタリストの中で
アリス・アーツは力と爽やさに溢れるギタリスト
である」と賞賛。
以来ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリア
そしてアメリカの批評家達より絶賛されてきた。
その例としでイギリスのギター誌 "ギター"は
「最もすばらしいアメリカのギタリストであり、
すべでのギタリストの理想である」と評し、
南アメリカの偉大な女流ギタリスト、
マリア・ルイサ・アニードはブエノスアイレスで
演奏を聴いた後「アリス・アーツは現在、
世界で最もすばらしい女性ギタリストである」
と賛えている。
アリス・アーツは幼い頃より稀なる才能を発揮し、
ピアノ、フルートを習得した後、13才より
クラシックギターを習い始めた。後、フランスでは
イダ・プレスティ、アレキサンドラ・ラゴヤに師事し、
イギリスではジュリアン・ブリームに師事した。
又、ダリアス・ミランドについて作曲を勉強し、
コロンビア大学で音楽学を専攻し卒論として
作曲を発表した。
デビュー後、幾度となく世界各地を演奏旅行、
主にヨーロッパ、そして北アメリカ、南・中央アメリカ
メキシコ、アフリカ、中近東、オーストラリア、アジア
極東にまで及び、演奏のかたわら、現代的な
作曲にオリジナルな描写を入れようと研究もしている。
一方、有名な作曲家、例えばイギリスのデュアルテ、
ウルグァイのサントルソーラ、カナダのシ−リー、
イタリアのジラルディーノらに作品を献呈され、
又オーケストラつきのソロとしてウイーン交響楽団
などと共に仕事し最近ではイギリスの作曲家
レンノックス・バークレー氏の75才の誕生日
を記念してのBBC放送制作の特別リサイタルにも
出演している。
アリス・アーツの得意とするところはルネサンスと
バロックリュート音楽の幅広いスタイルからなり
レコーディングは
Gemlni Record（イギリス）・・GMElO18 GMElO19
Klavier Record（アメリカ）・・Kla555
Meridian Record（イギリス）
・・F．Sor、ミュージック・アルバム（E77006）
・・FTarregaアル ム（L77026）
であり、そのうちGemini（GMElO18）は1971年の
"Records and Recordings" Meridia（E77006）
は1978年の"The Grammophone"に選ばれている。